重曹を使った掃除が注目されていますが、実際に掃除してみたら「あまり汚れが落ちない」と感じた方はいませんか？
実は重曹の洗浄パワーはそれほど高くないんです。
でも安価ですし、安心安全。うまく活用できたら嬉しいですよね。
そこで今回は、今まで落ちなかった汚れもスッキリ！
重曹の洗浄力がぐ～んとアップする方法をご紹介します。
これを知ると、汚れ具合や用途によって洗浄力を変えられるので、家じゅう大活躍の最強洗剤になりますよ！
- 重曹の洗浄力はどのくらいなのか
- 重曹の洗浄力をアップさせる方法
- 洗浄力があがる理由
重曹水の洗浄力はどのくらい？
重曹水は油汚れに強いという情報がありますが、実はアルカリ性を示す指標であるpHは8.2ほど。
ごく弱い塩基性（弱酸性）なので、軽い油汚れならともかく、ギトギトの油・焦げついた油などを落とすのは厳しいでしょう。
重曹水を沸騰させてアルカリ性を強める→炭酸ナトリウムに変化します
落ちない汚れは、重曹水を加熱してアルカリ性を高めて掃除してみましょう！
重曹水を鍋に入れて沸騰させると、よりアルカリ性が強い「炭酸ナトリウム」に変化するため、洗浄力がぐ～んとアップするんです◎
重曹を加熱すると炭酸ナトリウムに変わるのはどうして？
重曹（炭酸水素ナトリウム）が炭酸ナトリウムに変化するのは、加熱により「炭酸ナトリウム、二酸化炭素、水」へと分解されるためです。
粉末の重曹でも重曹水でもこの反応は起こりますが、重曹水を加熱した方が、よりアルカリ性が強い炭酸ナトリウムに変わります。
重曹を炭酸ナトリウムに変える方法
これから重曹を鍋で沸騰させて炭酸ナトリウムにする手順をお伝えします。
注意点としては、重曹を加熱する際にアルミ鍋を使わないこと。
アルミが化学反応を起こして黒ずんでしまいます。（この黒ずみは落とすことができません）
- 水500ml：重曹40gほどを混ぜて沸騰させる
もちろん掃除する場所によって必要な量が変わってきますが、おおよその目安にしてください。 - 気泡がなくなるまで加熱する
熱いうちに使うと汚れ落ちがいいですよ！
※くれぐれも、火傷に注意してください。またアルカリ性が強くなるので、肌に触れないようにゴム手袋を着用しましょう。
洗浄力をアップさせて、頑固な汚れを落としましょう！
例えば、お風呂の床の白い汚れにお困りではありませんか？
熱湯でも作れる？→沸騰させるよりアルカリ性が弱くなります
わざわざ鍋を使って沸かさなくても、重曹を熱湯で溶かせばいいのでは？と思いますよね。
それだと、鍋で沸騰させるよりもｐＨの上がり方が不十分で、アルカリ性が弱いんです。
それでもセスキ炭酸ソーダと同じくらいのpHになるので、重曹よりも洗浄力が高まりますよ。
超手軽なので、ぜひ活用したいですね！
おまけ｜掃除はプロに任せて、時間と心にゆとりを！
仕事や育児が忙しくて、掃除まで手が回らない…掃除は苦手…
それでも頑張って掃除しているのに、すぐに汚れてイヤになっちゃいますよね。
- 毎日掃除しているのに、お風呂にカビが生えた
- トイレに臭いが染み付いた
- エアコンから出てくる風はきれいかな～子供もいるし心配
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重曹はひとつで3役！うまく使い分けて家じゅうの汚れスッキリ
重曹は加熱することにより洗浄力アップ！頑固な油・皮脂汚れも落としやすくなります。
- 水に溶かせば重曹水
- 熱湯で溶かしてセスキ水
- 鍋で沸騰させて炭酸ナトリウム水
洗浄力をアップすれば、汚れが落ちていなくて掃除をやり直す……なんて面倒も減りますね。
汚れ具合や用途によって使いわけられるので、知っておくと便利ですよ！
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